牛黄が医薬品として遺り,各方面で聖薬として使用されているきっかけとなった、「和漢薬」が諸事情で廃刊。
最後の御礼の文と承認きっかけの起請文の旧号を御笑覧いただき、往事をしのでいただければと思います。
770号 最終号
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ウチダ和漢薬様の月刊雑誌の「和漢薬」誌が突黙に終刊とのご案内をいただき,驚きました。
空気や水のような存在で,いつも隣にいて最新情報や世界的な俯瞰の薬事法の近況や変遷を教唆していただいたのに惜念の思いです。
当家は家訓として表に出ずに数百年,太平記の時代から江戸時代まで,御典医師や軍師として,皇室や大名家,寺社や文人の方々の健康管理に携わってきましたが,牛黄の存続の危機に直面して,各方面の皆様の御助言や御尽力で表に初めて出ました。
医薬品の牛黄が薬事法の大改正によって平成17年4月1日以降,製造専用医薬品の許可がなくなり,猶予期間のあるものの,新たな販売承認許可要件に準拠する一般用医薬品としての対象に牛黄も含まれることになったのです。牛黄の単味の大衆薬としての存続の危機でした。
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