片桐棲龍堂庭園 3



堺煉瓦 

刻印から堺で作られた事がわかる煉瓦塀が残っています

蹲踞(つくばい)

手水鉢を中心に水門や石で組み合わされたものを蹲踞と呼びます。
茶事の前に客人がつくばって(しゃがんで)杓一杯の水を酌み、手を洗い、口をすすぐ事によって五体を清めるところから蹲踞の名が付きました。
その後客人は躙口(にじりぐち)から茶室に入ることとなります。


刀掛け石 茶室に入る前に武士が刀を掛けた石
刀をかけやすい様に、斜めになっている

上が  仙巣 下が  雷雨 と書かれている
現在、茶室遺構は検出されていないため、その場所や形態は定かではありませんが、唯一残されている戦前の
庭での集合写真から、待合の南側、枯流れをまたいで四阿(あずまや)風な建物があり、茶室の一部であつた
可能性が考えられます。

亭主がお茶の準備が出来た時に知らせる時、
使ったもの

扇型の月見手水鉢  
 仲秋の名月 が映る場所に置かれている

公開日に合わせ、屏風を公開。3日間の公開中は3種類の屏風を用意しました。

左、斗々屋茶碗(ととやちゃわん)。 高麗茶碗の一種です。
江戸時代、堺の商家斗々屋を継続させるため、当家から養子を
出しています。箱には裏千家12代 千 玄室 の箱書きと、
花押があります。
右は堺の歴史ある焼物 湊焼の糸割符 香合。