龍谷大学文学部博物館実習に展示しました

天平時代以来の牛黄が医薬品として以外に、
           仏教医学的な地位が本展示によって確立しました


  
 2014年12月3日〜6日
 龍谷大学文学部博物館実習12月展 ”いろはの医 祈りと医療の歴史”
 当家の牛黄及び東大寺様からの修二会の資料(お水取り)を展示しました。





いろはの医 祈りと医療の歴史 資料、 裏表紙は ”白澤”

 
当家の守護神の白澤のご縁か龍谷大学の浦西教授の門下生の方たちと博物館の学芸員の方たちの
龍谷大学文学部博物館実習12月展に当家の牛黄及び東大寺様からの修二会の資料(お水取り)の
展示要請を賜わる栄誉を得ました。









顧みすれば40数年にわたって牛黄の仏教医学の位置づけに対して研究をして参りましたが、やっと世に認められて、
各宗派の行法、臨終来迎の所作に復活的に加えられる光明の道筋を頂き、ありがたく思っています。


牛黄 左が片桐棲龍堂の牛黄、右の瓶は、薬師寺様所有の牛黄。

片桐棲龍堂提供の牛黄の解説書も好評でした。


 東大寺様、修二会護符。  牛黄が使われています。

今回の展示にあたり、とてもお願いできないと思っていました東大寺様に快くご協力いただき、
東大寺様の温かいご配慮を、大学当局や教授、学生たちも感謝しています。

今後は仏教伝来の時代に戻り、牛黄本来の使用方法に、各宗派が目を向けられる時代が来ると思います。
すでに、東大寺様以外の南都六宗のひとつの著名寺院から、献上牛黄の申し出が有、快諾いたしました。

本当に、牛黄を日本の伝統薬としてすのは、大変な事でした。

天平時代から1200年秘密裏に使われていた牛黄が、一時期忘れ去られようと
していましたが、東大寺様の全面協力も有り、効能効果、処方に、やっと日の目を
見ることになりました。

戦後半世紀たって、やっとの思いで牛黄が仏教医学に位置付けられました。たかなる思いでいっぱいです。

日本の「倭薬」として遺せた事を、あらためて神仏に感謝しています。

今後12月下旬から来春にかけて、数社から牛黄の発売が予定されていますので、
一般の方にも日本伝統の牛黄の単味の使用が広まっていくことでしょう。

これも、ひとえに故松浦漢方の松浦 敬一氏、同社の原田常務および、
行政諸官庁のご協力の賜物と感謝しております。

浦西教授の若い学生たちが理解してくれたことに、感謝しています。
学生の発表会と思っていましたが、本格的な展示で薬史学会の先生方も驚いておられました。
期間も
4日間では短すぎ、今後は10日から半月ぐらい開催して頂きたいと願っています。
将来は龍谷大学のミュージアムで行ってほしいと要望が来ています。
中でも秀逸は大谷探検隊の、敦煌出土の本草教の巻物で牛黄の展示が圧巻でした。


 
                         
   牛黄純末を後世に遺すのは大変でした。

           牛黄純末の一般用医薬品としての許可取得

 薬事法の大改正によって平成17年4月1日以降、製造専用医薬品の許可がなくなり、
猶予期間があるものの、新たな販売承認許可要件に準拠する一般用医薬品としての対象に
牛黄も含まれました。

従来の日本薬局方の牛黄の形状は塊のみ適法で、薬価基準に収載されていませんので医師の
指示書に基づき、製薬会社へ薬局が納入申請書類を整え、購入医療機関へ開封せずそのまま
納入の場合の受諾行為は適法だと思いますが、一般顧客に開封分割は適法外となります。

牛黄の一般医薬品としての存続維持、これは非常に困難な課題でした。

牛黄は解熱、鎮痙、強心の効能があり、それ故に過酷な仏教や神道の行事に僧侶や神官の
身体を護持する目的で、一千年以上も民族的に使用された経緯があり、昨年急逝された朋友
の渡辺武、難波恒雄の両先生も気にしておられ、松浦漢方株式会社の原田邦夫常務にその旨、
進言し、牛黄純末の一般用医薬品としての申請を厚生労働省に提出されたところ、丁度東大寺の
修二会の最中の三月初旬に一般医薬品としての承認を取得された旨の連絡を頂きました。

これによって後世に牛黄を医薬品としてすことができましたし、追随申請する各製薬会社
にも追って許可が加速的に認可されると思います。

また要望として豪州産を使用していただいているのでBSEの危険も回避でき、粉末の滅菌
も安全で良質な牛黄を薬局、薬店に供給できる体勢が整いました。

この許認可には行政官庁や各製薬メーカーの方々の大勢の御尽力と感謝していますし、
参画できた事に大きな誇りを持っております。




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