水獺(かわうそ)

水獺は狗の形に似ているので水狗と称されています。
唐陳蔵器本草拾遺、宋日華諸家本草、図経本草等に収載されていて、
本草綱目の巻五十一獣部獣類に収載されています。性質は肉は甘、鹹、
寒で無毒であり、その煮汁は疫病や温病や牛馬の行き倒れや水腫の酷い時、
骨が痛い時、血液循環の悪い時、女子の生理の遅れた時、大小腸の秘渋に
用いられました。
また獺肝は性質が甘、温で毒があり、肝機能不全の補助療法に、また寄生虫の
駆除に、また 解毒薬剤としも用いられました。黒焼きは我が国独自の薬剤形態であります

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