伝統漢方専門老舗
東大寺 長老・狭川普文様が 牛黄や片桐棲龍堂の事を宗法「華厳」第112号に書いていただいています 漢方薬「牛黄」に関する現状について 長老 狹川普文 東大寺においては、 修二会行法期間中の三月八日〜十日の初夜と後夜の大導師作法の合間に、 牛玉札(ごおうふだ)と陀羅尼札(だらにふだ)を刷ることになっている。 これらの御札は、御香水(おこうずい)で溶いた墨に「牛黄」という生薬を粉末にして混ぜ合わせ、 それを版木に湿して十一面観音菩薩の咒を唱えながら、一枚一枚刷っているものである。 平安時代末期に疫病除けの護符として生まれたという故事を持つ牛玉札は、陀羅尼札と共に、 除災与楽の功徳が期待されている。 「牛黄」は、解熱、鎮痙、強心の効能があり、 修二会に参籠する練行衆も、かつて故渡辺武先生が 独自に調合された高貴薬(牛黄以外にも麝香他)を、体調不良の折に服用させてて戴いた記憶が今も蘇る。 「牛黄」とは、まれに牛の胆のうに出来る「結石」を独自の方法で乾燥させたもので、それが薬として 中国では古代から使われ、日本にも伝わり主に心臓の薬として愛用されているが、まれにしか 発見されないので、極めて貴重で高価な薬であり、江戸時代でも輸入品や日本産にも偽物が出回っていた 記録が残っているようだ。 現在、この「牛黄」は、片桐棲龍堂(創業四百余年/昭和四十七年から奉納)と成光薬品工業株式会社 (創業百二十年/昭和五十七年から奉納)の二社から、修二会用としてご奉納戴いているが、良質とされる 豪州産の品も、その確保が年々厳しくなっていると聞く。 平成十七年の薬事法の大改正で合法的な販売製造の中止が懸念された際、片桐棲龍堂の十七世当主が ご尽力され、東大寺修二会と牛黄の関係や、皇室への護符献上など、また日本各地の社寺で行われている 宗教行事における国家的な「牛黄」の合法的で安全な品質を用いた諸行事の継続困難性を強く主張して、 行政監督官庁の協力を得て継続が可能になった。 とは言え、生薬を起源とする製薬会社に対して、原料の監視から生産の管理にまで様々な分野に対して、 新しい近代的な要求が始まり、対応出来ないメーカーが、廃業や許可薬品の品目削減が続いているのも事実 である。 ちなみに、この大改正に対応するため、「牛黄」を一般用医薬品として残す方法として、 現在は加熱処理を施した滅菌粉末になっている。なお、牛玉墨としては、松井古梅園、中島玄林堂、 墨運堂からご奉納戴いている。併せて修二会行法存続のため、ご奉納戴いている皆さんに感謝申し上げたい。 東大寺様も長老・狭川普文様も50年近いお付き合いがあります。 東大寺 長老・狭川普文様が牛黄や片桐棲龍堂の事を宗法「華厳」第112号に書いていただいています。 皆様もお読みいただきたいと思います。 牛黄が本当に少なくなって困っていましたが、いろいろな方面に働きかけて、厚生労働省の方などの おかげで維持できました。 今牛黄が貴重になって来て価格が高騰して、数倍になっています。 牛黄が無くなってきていて、いずれは人工牛黄をメーカーにお願いしています。 中国では人工牛黄を作っています。 しかし儀式の事もありますので、私の手持ちの巨大牛黄を活用し、その間に次の段階を考えていくような 時代になっています。 牛黄の価格が高くなって、使い方も分からない状態になってきて、経験豊富な方も少なくなっています。 牛黄は日本民族の宝で、天平時代から使っていて仏教関係などでも使われている必要なものです。 皆さんが分かっていないものです。 日本の文化は、食や建物に走りますが、千二百年にわたり続いている牛黄を残していきたいと思っています。 行政の方々や製薬関係そして消費者の皆さんのご協力を賜って、ここまで続いていますので、もうしばらくこのままの状態で 行けたらと思っています。ご協力いただきたい。 牛黄は厚生労働省のおかげで、粉末の許可がとれ、薬事法上きれいな形で残せたので、日本の誇りと思います。 品質の規定もでき、滅菌もしているので、牛黄関係の製造者や関係者も喜んでいただいています。 牛黄のお知らせ 片桐棲龍堂 牛黄が本当に少なくなって困っていましたが、いろいろな方面に働きかけて、厚生労働省の方などのおかげで維持できました。 今牛黄が貴重になって来て価格が高騰して、数倍になっています。 牛黄が無くなってきていて、いずれは人工牛黄をとメーカーにお願いしています。 中国では人工牛黄を作っています。 しかし儀式の事もありますので、私の手持ちの巨大牛黄を活用し、その間に次の段階を考えていくような時代になっています。 牛黄の価格が高くなって、使い方も分からない状態になってきて、経験豊富な方も少なくなっています。 牛黄は日本民族の宝で、天平時代から使っていて仏教関係などでも使われている必要なものです。 皆さんが分かっていないものです。 日本の文化の紹介は、食や建物に走りますが、千二百年にわたり続いている牛黄を残していきたいと思っています。 行政の方々や製薬関係そして消費者の皆さんのご協力を賜って、ここまで続いていますので、 もうしばらくこのままの状態で行けたらと思っています。ご協力をお願いいたします。 東大寺様も長老・狭川普文様も50年近いお付き合いがあります。 長老・狭川普文様が牛黄や片桐棲龍堂の事を宗法「華厳」第112号に書いていただいています。 上記で紹介しています、皆様もお読みいただきたいと思います。 牛黄は厚生労働省のおかげで、粉末の許可がとれ、薬事法上きれいな形で残せたので、日本の誇りと思います。 品質の規定もでき、滅菌もしているので、牛黄関係の製造者や関係者も喜んでいただいています。 牛黄のページ 片桐棲龍堂薬舗のページに御座います やや下の方に牛黄と東大寺様の特集があります 片桐棲龍堂薬舗のページ は ここをクリックしてください |