秦・始皇帝と戦国時代の医学背景

玉壁のコレクション
(複製品及び伝世品)


本草書に記載されている玉の効果について見ていきたい。

『経史証類大観本草』の玉石上品の項より抜粋。
「玉石」「玉屑」「玉膏」に関する記載があった。

玉屑(名医別録) 味甘、平、無毒、胃中熱・喘息・煩満を除くを主る。渇き
を止める。屑は麻豆の如し。之を服するに久しく服すれば軽身長年、藍田に
生じ採るに時無し(以上、全て名医別録)

玉泉(神農本草経)、味甘平(神農本草経)無毒(名医別録)、五蔵百病を
主る、筋を柔し、骨を強し、魂魄を安んじ、肌肉を長し、気を益す(以上、
神農本草経).血脈を利し、婦人帯下十ニ病を療し、気く(病―丙)+隆〉
を除き、耳目を明らかにする(以上、名医別録).久しく服せば寒暑に耐
え、飢渇せず、老せず神仙となる(以上、神農本草経)身を軽くし年を長
す(名医別録).人死に臨むに五斤を服せば、死して三年色変らず−名玉
札(以上、神農草経)藍田の山谷に生じ採るに時無し(名医別録)