当家の守護神の白沢の錦絵、中央の人物の腹部に白沢が鎮座しています


    白澤(はくたく)
Hakutaku,mythical monster, believed in as an antidemoniac charm.

 中国の想像上の瑞獣で、山海経には聖い人物が世に出る時、出現すると記されていて、不思議な災いを退ける霊能力を持った神に相当する獣とされ、これに遭遇すると−身栄達が約束され、家運も絶えることなく繁栄するという有り難い動物なので、人々は災難避けや病気避けの信仰の神獣として、その姿を描いた犀風や御守りを身直に置きました。

今回は京都の貴族の醍醐家に傳わる権大納言が書き写された御所清涼殿の白澤王の鬼に関する古文書「醍醐文書禁腋秘抄」を公開します、京都御所でも白澤の絵を南面に配置し災害を防いだという貴重な記録です。また江戸時代の大日本道中細見記の巻頭に記された白澤真図も紹介しておきます。旅の最中に携帯すれば災難を避ける目的で書かれたものです。
                         片桐棲龍堂漢方資料館