乾隆帝の尊像



                       乾隆帝の尊像
                                  清時代の 作品


非常に大型のもので畳一枚分に相当します。
現在我が国で老人の痴呆や脳の萎縮の目的で、多くの人々に愛用されています
「清宮寿桃丸」は、中国・清朝の乾隆皇帝の宮廷処方として受け継がれてきました。
皇帝は勤勉で、清廉潔白で書類には書き潰した紙をリサイクルし、建物も簡素な所
で執務されたようです。

百科全書の「四書全庫」、約五十数万巻の書物を 筆写させて、89歳まで生きて、
編纂事業を完成させて亡くなりました。そういう人物が終生服用した処方なので、
現代人にも活血薬と併用していただいております。現代の我が国の男性の平均寿命
より約10年も 長生きをされたわけです。

また秦朝から続く中国の200人を越える皇帝の中でもっとも長寿であったことが知られた人物なので、興味をもって尊像を捜していたのですが見つかり展示いたしました。